はいた嘘に後悔

私は小学校2年生の時に吐いてしまった嘘を今でも忘れられません。
今思うと、何であんな嘘を吐いてしまったのだろうと思います。

私が嘘を吐いてしまったのは、冬のある天気が悪い日の昼休みの出来事でした。

私の小学校では、冬休みに書初めの宿題が出され、上手に書けている作品は体育館に展示されます。
天気が悪く、外に遊びに行くことが出来なかったので、友達と体育館に展示されている作品を見に行く事にしました。

体育館の壁が沢山の作品で覆われており、いつもの体育館とは違った雰囲気でした。
私たちの他にも何人か鑑賞に来ており、初めの頃はじっくりと作品を眺めていたのですが、いつもは外で遊んでいるはずの私は、徐々に飽きてしまいました。
そんな中ふと体育館倉庫に目をやると、いつもは閉じて鍵もかけられているドアが開いていることに気付きました。
そして以前、他の子たちが休み時間に体育館へ来て遊んでいた事を思い出し、私は倉庫からボールを持ち出して遊んでしまいました。
すると周りにいた子たちも、ボールや遊具を持ち出し、みんな作品が展示されている体育館で遊びだしてしましました。
そして誰かの投げたボールが、作品に当たり、破いてしまったのです。
知らせを聞いた先生がやってきて、体育館で遊ぶ私たちにとても驚いていました。

5時間目の授業の始め、この昼休み中に起きてしまった事件について話し合う事になりました。
作品が展示されている期間、体育館は使用できないはずなのに、なぜ遊んでいたのか、誰が初めに言い出したのかと問われました。
一緒にいた子たちは私の方を見ていましたが、私はそこで他の学年の子が遊び始めたと嘘を吐いてしまったのです。
とっさに出てしまった嘘ですが、先生は分かったと言い、もう二度と同じ過ちは繰り返さないようにとだけ言われました。
その後は特に誰からも責められる事はなかったのですが、本当の事が言えなかった後ろめたさに良心が痛みました。

それからもう何年も経ちますが、この出来事は忘れる事は出来ないし、これからも忘れないと思います。
自分の保身のために嘘を吐き、もしかしたら他の誰かが嫌な思いをしたかもしれません。
もう二度と、こんな嘘は吐かないでおこうと思います。

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