職業訓練

契約満了で退職し、失業保険をもらっていたのですが、次の就職に向けての職業訓練を受けられるチャンスを知り、受講の申し込みをしました。
ハローワークが主体となって実施している訓練には、様々なコースと条件があったので、まずは担当の方に相談しました。

私が希望したのは「WEBデザイン科」。
前職でもWEBサイトの運営に関わる仕事をしており、自分でホームページやWEB素材を作れるようになりたいと思ったからです。
希望者がかなり多かったようでしたが、面接と筆記試験を受け合格し、はれて訓練生となりました。

訓練初日に学習するテキストを10冊も渡され、こんなに覚えられるのかと不安になりました。
しかし、一緒に受講する訓練生たちの自己紹介を聞いていると、みんな同じように不安を抱きながらも頑張ろうとしているようで、仲間が出来たように感じ安心しました。

訓練の内容は、イラストや写真加工などの実用的なものだけでなく、簡単なプログラミングや編集作業といった技術的な分野も学べ、また、面接対応や社会人のマナーなどは、初心に帰って教わることができるので、自分を見直す良いきっかけとなりました。

講師の方も気さくで、教室の雰囲気もよく、最初ほとんど話すこともなかったのですが、最近ではあだ名で呼びあったりして和気あいあいとしています。

就職することが目的の職業訓練なので、目指す道が同じ訓練生はライバルとなりますが、お互いによい刺激を受けながら、訓練終了まで楽しく学びたいと思っています。

就活の思い出

就職面接には苦戦した。
深い志でもあれば別だったかもしれないけど、自分がなにをやりたいか、というよりもなにができるのかが分からなかった。
企業が求める人材は、きまって創造的・意欲的で、コミュニケーション能力に優れ、新しいものを作っていく力のある人物だった。

そんなスーパーマンみたいな学生がいるのかと思っていたが、同時に自分に自信が持てず悩んだ。
なにがしたいか、はっきりしている人はいいなと思った。
狭き門かもしれないが、専門職で、腕一本で生きていけるような。
そんな分野を持たないわたしは、自信を持って、自分ならできますと言うことができなかった。
就職氷河期で、買い手市場だった。
そんな中、面接官たちは難しい質問ばかりした。
第一志望の面接で、「あなたはバカになった経験がありますか?」と聞かれた。
とっさに聞かれると、なにがバカな経験だったか思い出せなかった。
あとで分かったことだけど、その会社は心の病にかかる社員が多かったので、少しおバカでたくましいくらいの人材を求めていたようだった。
ある日、腹をくくった。
背伸びして、自分以上のものになろうとするのはやめよう。
どうせメッキははがれてしまう。
それならば、等身大の今の自分を見せて、それでも採用してくれるような会社を選ぼう。
そう思うと、急に肩の荷が下りたように気持ちが楽になった。
リラックスして面接に臨めたことが功を奏した。
わたしは無事、面接試験をクリアできたのである。

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